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『完全なるチェックメイト』



おおきに、ときどき無性に沖縄料理が食べたくなる支配人です。

近頃、わが国の漫画界ではやたらと将棋や囲碁が人気で、その影響もあってか、チェスもちょっと気になる頭脳ゲーム。“世界が震えた<神の一手>”とやらをどう再現するのか見せてもらおうじゃないの、と意気込んでいったものの、描かれていたのは試合運びや多彩な手ではなく、内へ内へと侵蝕していく精神世界の有り様だったという。そっちか!
いや、それはそれで悪くないけど(共感するには崇高すぎて、興奮するには山場に欠けたが)、母親との確執は宙ぶらりんのままでやや不完全燃焼。映画前に食べたタコスの消化に悪いったらありゃしない。とはいえ、そこはまあ、トビー・マグワイアが主役なだけに、情けなさっぷりはお手の物。神経質で厄介な天才を、見捨てられないキャラで演じ切ってる。個人的には、神父扮するピーター・サースガードにやたれたのよね(『ブルージャスミン』のときはその魅力、スルーした。昔のあたしの馬鹿!)。車から飛び下りたのを追いかけて、宥めすかすでもなく叱るでもなく、脳内盤でチェスを始めちゃうシーンがめっちゃツボ。よし、まずはチェスのルールを勉強するところから。チェック!メイト!!

『完全なるチェックメイト』http://gaga.ne.jp/checkmate/
2016.1.6鑑賞

【評価】
期待度★★★★☆
満足度★★★☆☆


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