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『セーラー服と機関銃‐卒業‐』


おおきに、タトゥーよりは刺青に惹かれる漢字フェチな支配人です。

授業中に居眠りし、昔馴染みの男友だちたちと下校する様子は無邪気な女子高生そのものなのに、ラストでその表情と佇まいが一変。一気に少女は女になる。その色気、その婀娜っぽさは息を呑むほど。じりじりと縮まる仇である男との距離感も絶妙で、これはただのアイドル映画では到底ありえない。見くびっててすみません。
そして、脇を固めるおっさん連中の濃いこと。小物感満載の鶴見辰吾に、死ぬときまで肉食ってる(これはぜひスクリーンでご覧あれ!)伊武雅刀に、ジェントルマンすぎる榎木孝明、さらには最後の最後でオイシイとこもってく武田鉄矢(あのぴちぴちTシャツはズルイ!)。そりゃ、泉ちゃん華ですわ。
壮絶なラストについては映画を観てのお楽しみだが、エンディング直前の卒業式のシーンでも圧倒的な存在感を発揮する目高組四代目組長・星泉に扮した橋本環奈の声。見かけによらないハスキーボイスで、セリフが耳に引っかかるところもあったが、歌うとこれが妙に聴いている者をざわざわさせる。主演デビュー作にして、堂々たる居住まい。唸るしかない。

『セーラー服と機関銃‐卒業‐』
http://sk-movie.jp/
2016.3.7鑑賞

【評価】
期待度★★☆☆☆
満足度★★★★☆


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