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映画『聲の形』感想


おおきに、映画『アイ・ラヴ・ユー』で手話に興味を持った支配人です。

京アニが満を持して制作した、テレビアニメの劇場版ではない、アニメーション映画。
人気漫画「聲の形」を原作に、ちゃんと声優をキャスティングして(ここ重要!)正統派に仕上げた作品だ。
原作同様、繊細な心の機微を巧みに描き、転校生の少女が聾者であることは物語の鍵ではあるが、それをきっかけに起こる感情の“ゆらぎ”こそがテーマだと静かに主張するあたり、さすがの山田尚子監督×吉田玲子脚本タッグ。不器用でもどかしいかんじが、本当にリアルだ。
小学校で孤立し、他人との距離感が上手く掴めなくなった主人公が高校に入って新たに出会ったり再会する周囲の人間のキャラクターもこれまたリアル。みんなそれぞれ懸命に向き合おうとする姿は、痛々しくもあり、清々しくもある。ああ、こんなふうにぶつかったりすれ違ったりしながら、友情って育まれていくんだったなぁ、と改めて。

映画『聲の形』
http://koenokatachi-movie.com/
2016.9.8鑑賞
期待度★★★★★
満足度★★★★☆




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